日鉱記念館

日鉱記念館は、日立鉱山の歴史を展示した産業資料館です。

日立鉱山は、およそ百年前の明治38年、久原房之助(くはらふさのすけ)が開発を始めてから驚異的な発展を遂げました。しかし,日本有数の大鉱山も昭和56年に閉山しました。
展示内容には、その成長から閉山までの軌跡とともに、環境問題の金字塔といわれる世界一の大煙突や、理想郷を目指したといわれる鉱夫の生活の資料が詰まっています。
工業の街・日立市の幕開けであった日立鉱山。その跡地に立つ日鉱記念館を鉱山自らが植林した本山の山々の緑がやさしく包みます。

記念館本館の西側に位置する旧久原本部及び塵外堂(じんがいどう)が、約10か月の工事を経て、令和3年1月、建設当時の姿に復元されました。
両施設はいずれも日立市の近代産業発祥の歴史を伝える建造物となっています。

■旧久原本部
日立鉱山開業時に久原房之助が居住し、幹部たちと労苦を共にした木造平屋の家屋です。現在は、茨城県指定文化財史跡に指定されています。

■塵外堂
日立鉱山大雄院製錬所の場所に自生していた巨大杉を用いて、兵庫県神戸市にあった久原氏の自邸に建設された持仏堂です。
その後、久原氏の転居にあわせて都内に移築され、昭和60年、日鉱記念館の開設時に当記念館敷地内に移築されました。
住所
〒317-0055
茨城県日立市宮田町3585
電話番号
0294-21-8411
営業時間
午前9時から午後4時まで(入館受付は午後3時30分まで)
定休日
月曜日、祝日、年末年始等
ホームページ
https://www.jx-nmm.com/museum/index.html
料金
無料
※団体で観覧される場合は、あらかじめ予約が必要となります。
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